大阪クラシック 第85公演
今年もやってまいりました、「大阪クラシック」。ここ1週間、御堂筋周辺は音楽の都に。なんと今年は怒涛の全100公演とのこと。4年で驚異的な成長。
私が今日聴きに行ったのは、第85公演(この公演で、「大阪クラシック」の総動員が4万人を超えたのだそうな)。シンフォニーホールにおける、室内楽団編成のコンサートで、演目はバロック音楽が中心。大阪フィルの音楽監督、大植英次さんがヴィヴァルディとバッハでチェンバロを弾く。各協奏曲での独奏者は、みんな大阪フィルのメンバー。
・ ヴィヴァルディ ピッコロ協奏曲 (独奏:井上登紀)
・ プラウ テューバ協奏曲 (独奏:川浪浩一)
・ バッハ ブランデンブルク協奏曲 第2番
ピッコロ協奏曲の独奏は、すばしっこく小鳥が鳴くような楽しさ、爽やかさが素敵。瞬発力のいい独奏者の演奏に拍手。
テューバ協奏曲は、ヴィヴァルディとうってかわった、現代的な響きが面白い。軽快に歌う弦楽オーケストラのなかにひとり、おっとり、のっそりとしたチューバが闖入し、一生懸命に弦と張り合おうとしている様が愉快だ。「あー、もー、そういう慣れないことするから~」と、微笑みながら聴くかんじ。なんか、エッセンシャルのシャンプーのCMで、当世の人気アイドル(中川翔子とかリア・ディゾンとか皆藤愛子とか…)に囲まれて出てる南キャンのしずちゃんを見るような気分だったよ。
いかにも気心知れた仲間どうし、といったいい意味でのリラックス感がただようブランデンブルク協奏曲も素敵だった。みんな伸び伸びと演奏しているんだけど、合奏には得も言われぬ一体感がある。いつも一緒に演奏しているメンバーだからこそ出せる雰囲気なんだろうな。
アンコールは、ブランデンブルクの終曲「アレグロ」を再度演奏…と思ったら、開始数十秒後にヘロヘロっと演奏中断。なんだかコンマスの長原さんが、ソロをはじめられずワタワタしている。どうしたの?と舞台上のみんなが長原さんの方をのぞきこんだところ、
「すみません、会場のみなさんの熱気のせいで、弦が緩んでしまいました!(冒頭の難しいソロをするピッコロトランペットに)ごめんねー!大変なのに!」
気を取り直して、頭からもう一回。
うむ、そういえば数年前の「大阪クラシック」でも、アンコール途中でトライアングルの持ち手がはずれるという(他では見たことない)アクシデントがあったよなぁ。なにか魔物が棲んでいるのか?



